海外ドライブ満喫!旅のプロが運転におすすめの国と注意点を解説

海外ドライブ満喫!旅のプロが運転におすすめの国と注意点を解説

海外ドライブは、ただの移動手段ではなく「旅そのもの」を拡張してくれるアクティビティ。道中の絶景を自由自在に巡り、天気や気分に合わせて寝食の時間や場所を決められる楽しさがあります。

今回は世界一周経験を持つ旅のプロであり、シンクロ(=HOLICCの運営会社)のメンバーである松谷に、海外ドライブの魅力や準備のコツ、海外ドライブにおすすめの国を聞いてみました。松谷が海外ドライブ中に撮影した写真や動画と共に、風を感じてみてください。

■教えてくれた旅のプロ

松谷 一慶

松谷 一慶
訪問国数121・旅人レベル533
旅先では気の向くままにふらふら散歩しながら夕日スポットを探すのが大好き。最近はキャンピングカー旅にハマっている。

 

海外ドライブの魅力とは

松谷の考える、海外ドライブの魅力

まずは旅のプロ・松谷に、「なぜ海外でドライブすると旅がもっと面白くなるのか?」魅力について聞いてみました。

時間と場所の自由が広がる

電車やバスの時刻表や宿の立地に縛られず、天気や気分に合わせてルートを選ぶことができます。
「近くによさそうな展望台があるから立ち寄ろう」「明日は早めに山の麓へ入って古い城下町を散策しよう」など、旅がより自由になるのは海外ドライブの一つの魅力です。

移動そのものが旅になる

実は目的地に辿り着くことよりも、道中の景色や寄り道こそが旅行の主役だったりします。カーブを抜けるごとに渓谷が開け、気まぐれに立ち寄った直売所で摘みたてベリーを頬張る。点在していた観光地が線でつながり、やがて“面”として立体的な旅へ――「自分で旅を創っている」という実感に満ちあふれます。

車だからこそ届く+αの絶景

夕陽が映える岬へ黄昏どきを狙って遠征したり、真夜中に郊外の丘で満天の星を浴びたりと、時間帯を問わず絶景ハントが可能。移動手段を超えて、その土地の魅力を 24 時間フル活用できるのもドライブ旅の醍醐味です。

海外ドライブにおすすめの国3選

120以上の国を訪れた松谷が厳選した、海外ドライブにおすすめの国を3つ紹介します。

アイスランド

アイスランド

アイスランドは1週間もあれば島全体をぐるっと一周できるコンパクトさが魅力。キャンピングカーを借りれば宿探しも不要で、好きな場所で泊まり、好きな時間に動けます。

道中の風景はどこも圧巻。火山地帯・氷河湖・草原・荒野と、走るたびに景色が変わり、運転そのものが旅の一部になります。

それぞれの季節ごとに絶景を満喫できる

それぞれの季節ごとに絶景を満喫できる

果てしない青空の下、火山と氷河、草原と海を同時に楽しめるのが、アイスランドの夏。車を走らせるたびに大地は表情を変え、誰もいない絶景のパノラマが目の前に広がります。

オーロラ

オーロラは冬にしか見られない景色の代表格。オーロラ情報を常にキャッチし、次の目的地を決めることもありました。写真ほどはっきりは見れないけれど、それでも旅の終わりにはオーロラを探すのも上手くなっていました。
冬の景色は圧巻ですが、通行止めも増えるので、ドライブとしては夏の時期がおすすめ。

“LIFE”ロケ地巡礼

“LIFE”ロケ地巡礼

ベン・スティラー主演の映画『LIFE!』に登場するアイスランド南海岸の“荒野ロード”を実際にドライブ。画面越しに憧れていた一本道を、劇中のBGMを流しながらの運転は最高。

自然と共に生活する毎日

ご飯の場所も寝る場所も全て自由。綺麗な夕陽を見ながらカレーを作ったり、星空の下でコーヒーを飲んだり。自然と共に生活する毎日はすごく気持ちが良かったです。

ニュージーランド

南半球に位置するニュージーランドは、国土の大半が手つかずの自然に覆われた絶景ドライブ天国。新緑が芽吹く春先(8〜9月)は子羊が走り回り、夏(12〜3月)は気候が穏やかでレンタカー旅にも最適。秋は紅葉、冬は雪山と、四季それぞれの魅力があります。
キャンピングカーも多く、RVパーク探しに困ることはありません。日本との時差も3-4時間なので、ワーケーションしながらの旅にもぴったり。

特にドライブにおすすめなのは、1週間ほどで南島の見どころを効率よく巡れるコース。
クイーンズタウン → ワナカ → マウントクック → テカポ → クイーンズタウン → ミルフォードサウンド → クイーンズタウン
と巡れば、壮大な山岳地帯から湖、フィヨルドまで幅広い自然が堪能できます。

ニュージーランドは全域が「ロード・オブ・ザ・リング/ホビット」のロケ地でもあります。北島にはホビット村もあるので、世界観が好きなら足を伸ばすのもおすすめ。

ワイナリー巡り

ワイナリー巡り

ニュージーランドはワインのピノ・ノワールが有名。ワイナリーのテイスティングツアーもたくさんあるので、飲み比べを楽しむのもいいかも。青空の下で飲むセントラルオタゴのワインは格別。

ミルフォードサウンド

朝靄がまだかかる中、小型船で静かな湖へ。岩間から見える青空がとても美しく、気持ちのいい朝の時間を過ごすことができた。運よくペンギンやイルカもみることができて、最高の思い出。

おすすめの町Wanaka

おすすめの町Wanaka

キャンピングカー旅で訪れた湖のある小さな町ワナカ。
自然の美しさと穏やかな空気に心を掴まれた結果、今住んでいます。ワイナリーやサーモン釣り、サウナなどアクティビティも豊富。

オーストラリア・タスマニア

オーストラリア・タスマニア

オーストラリア南東に浮かぶタスマニア島は、「島そのものが国立公園」と称されるほど、手つかずの自然が色濃く残る場所。運転中にもワラビーやウォンバットといった野生動物と頻繁に出会えます。

ドライブには、日の長い夏(12〜3月)の時期がおすすめ。ハイランドから海岸線まで変化に富んだ風景を巡りながら、静寂と出会いに満ちたドライブが楽しめます。

タスマニアは、1週間あれば見どころをゆったり巡る周遊旅が可能。島を反時計回りに巡る以下のルートは、山・森・海を贅沢に味わうことができます。

ホバート → マウントフィールド国立公園 → クレイドルマウンテン → 東海岸ドライブ → ホバート

タスマニア州公園パスを買えば、マウントフィールド、クレイドルマウンテン、フレシネなどの主要な国立公園にまとめて入園できるのでお得です。

マウントフィールド国立公園

マウントフィールド国立公園

シダに囲まれた森の中の遊歩道は歩くだけで心が落ち着くような空気感。タスマニア固有のワラビー、タスマニアン・パディメロンにも出会える。

クレイドルマウンテン

クレイドルマウンテン

ウォンバットを見たいならこの場所。トレッキングルートも豊富なのでそれぞれのペースで楽しめます。最終バスが終わった夕方以降はマイカーで入れるようになっていて、この特別感も最高でした。人が少なくて、静かな時間の中で圧倒的な自然の景色を独り占めできます。

Thousand Lakes Wilderness Lodge

Thousand Lakes Wilderness Lodge

ハイランドの真ん中にポツンと建つロッジ。周囲は無数の湖と低木だけで、本当に地球で自分だけしかいないような感覚になれる場所。
もちろん星空は最高で、運よくタスマニアデビルにも出会えたのがとても嬉しかった。

出発前に準備すべき3つのポイント

出発前に準備すべきつ3つのポイント

ここからは実際に海外ドライブしてみたい!と思った方向けに、国際免許証などの持ち物やレンタカー手配、現地ルールの確認など、日本で事前に準備しておきたいことを時系列でご紹介します。

免許証・パスポート:出発4~2週間前

・国際運転免許証(IDP)
・日本の運転免許証(原本)
・パスポート(原本)

最寄りの運転免許センターで国際運転免許証(IDP)を申請し、即日〜1週間で受領。IDPを発行できるのはジュネーブ条約(1949年)加盟国のみなので、JAF公式サイト等で必ず確認してください。
加えて、日本の運転免許証とパスポート原本はIDPとセットで携帯しないと運転資格が認められません。コピーは保険適用外になるため要注意です。

レンタカー/保険手配:出発3~2週間前

・レンタカー手配
・保険手配

加入すべき保険はCDW(車両損害補償)、PLI(対人賠償)、盗難補償が基本。タイヤ・ガラス破損や追加運転者登録の有無も確認します。カード付帯保険でカバーできる場合があるので、手持ちカードの特典を早めにチェックしましょう。
なお、レンタカー受取時には車を動画で一周撮影しておくと、返却時の「見落とし請求」の防止になります。

スマホ準備(地図・通信・翻訳):出発1週間前〜前日

・eSIM/モバイルWi‑Fi
・Google MapsオフラインMAP
・翻訳アプリ/言語パック

現地情報を得るためにもスマホの通信環境は整えておきつつ、オフラインになっても対応できるよう準備しておくのがポイント。
併せてその土地の運転ルールなどは事前に確認しておきましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?
海外でのドライブは、旅先の美しさを余すことなく味わい、自分のペースで旅をデザインできる究極の自由体験。
今回ご紹介したアイスランド、ニュージーランド、オーストラリア・タスマニアはいずれも、車があるからこそ出会える風景と、そこにしかない時間が待っている場所ばかりです。

ほんの少し準備を整えるだけで、日常を飛び出し、地図の空白を自らの足で塗りつぶしていける。そんな“自分で旅を創る”感覚を、ぜひ味わってみてください。

 

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