「旅と仕事の境目のない生き方」を実現するためには?
- 入社1年目の萩原×HOLICCチーフプロデューサー齊藤の対談インタビュー

 

HOLICCは、「旅と仕事の境目のない生き方を、普通の選択肢にする。」をミッションに掲げています。事業として旅アイテムの開発・販売をしながら、社員自身も旅と仕事の境目のない生き方を体現しています。

そこで今回は、旅をしながら会社員として生き生きと暮らす、シンクロ(=HOLICCの運営会社)新卒1年目の萩原と、HOLICCチーフプロデューサー齊藤の対談を実施しました。

萩原は2022年にワールドカップの開催地カタールに滞在。フルで働きながら、サッカー漬けの日々を過ごしました。齊藤も、家族と共に月に2回程度の旅生活を実現しています。2人は、どのように旅と仕事を両立させているのでしょうか?

HOLICCらしい、「好きなことを諦めない」働き方に迫ります。

プロフィール

萩原 雅之(通称:マサ)
シンクロの新卒社員。オーストラリアでプロサッカー選手として活動していた異色の経歴を持つ。

 

齊藤 英之
HOLICCチーフプロデューサー。2児の父で、家族で旅行やワーケーションによくいく旅育実業家。

 

衝撃を受けたシンクロの自由な働き方

齊藤:
マサ(萩原のこと)、今日はよろしくお願いします。早速だけど、シンクロに入社する前、「会社員として働くこと」に対してどういう印象を持っていた?

萩原:
上京する前の高校時代は、毎日スーツを着て会社に行くのが会社員だと思っていました。大学時に上京してからは、カジュアルな服装で働いたり、各地飛び回りながら色々な仕事をする先輩を見たりして、多様な働き方があることを知りました。近年はリモートを導入する企業も増えて、時代が急速に変化した印象です。スーツを着て会社に行くのがスタンダードな時代から、オンラインでも働ける時代になってきているんだなと。僕の中にある「会社員」の印象も、時代背景とともに変わっていきました。

シンクロはリモートワークが一般化する前からフルリモートを導入していたと聞いて、時代を先取っていているなと思いましたね。
 

齊藤:
実際にシンクロに入社してみて、「会社員として働くこと」の印象に変化はあったかな?

萩原:
「フルリモート前提」という表現では収まらないくらい、めちゃくちゃ自由で驚きました。普段は社員がそれぞれ旅をしているのですが、タイミングを合わせて日本や世界で集まって合宿することもあって。働き方の概念が一気に変わりましたね(笑)。皆さん旅をしつつ、質の高い仕事をしています。



齊藤:
思い起こせば、僕も入社前に衝撃を受けたなぁ。社員とミーティングをしたときに、僕は東京にいて、他の社員はフィリピンとスイスにいて。「なんでこんなことが起きているんだ!」とすごくびっくりしたのを覚えてる(笑)。

あと、シンクロはゴールデンウィークなどの休日を拡張している人が多いよね。移動時期をずらすことで、あまり混んでいない、値段も高くないタイミングにできる。必要なら旅先で仕事すれば良いし、すごく合理的。時間も場所もとらわれることなく、働き方の裁量が与えられているね。

萩原:
本当ですよね。

齊藤:
普段、マサはどういったスタイルで働いているの?

萩原:
リモートが8割、対面が2割ですね。今は鎌倉に住んでいるので、リモートの場合は鎌倉を拠点にしつつ、月に2、3回旅をしています。旅行は、金土日や土日月で行って、平日は旅先で仕事をして、土日は遊ぶみたいなスタイルです。

対面のときは、自社のオフィスに出社するのが半分で、クライアント先に出社するのが半分という感じですね。齊藤さんはいかがですか?

齊藤:
僕は自宅を中心に働きつつ、カフェで仕事することもあるかな。旅行は月に2回程度で、家族と一緒に、土日だけか土日月で行くパターンが多いね。月曜は移動がある分作業時間が減ってしまうから、土日の子どもの寝た後に少し作業をしたり、旅をしていない平日は遅めの時間まで働いたりして調整してる。

子どもには色々な経験をさせてあげたいと思っているから、この前の社員旅行*はめちゃくちゃ良かったなと思っていて。マサにも子どもの面倒を見てもらったね。家族以外の大人と関わることって限られているから、初めて会う大人と話す経験をさせてあげられたのは貴重だなと思った。

社員旅行での齊藤(写真左)と萩原(写真右)

あと、幼児の間にカンボジアに行った人ってそこまで多くないと思うし、本人も「またカンボジアに行きたい」と言っているので、いい体験だったんだろうと思う。

萩原:
一緒に遊べて良かったです!

シンクロでは現地集合現地解散で、家族を交えて海外忘年会を実施しています。
2022年末は3年ぶりに海外忘年会を復活させ、一同カンボジアに集合しました。

2022年ワールドカップ現地応援の裏側

齊藤:
ワールドカップの試合でシンクロのメンバーの半分が現地観戦していたけれど、どのように仕事と両立していたの?時差もあったよね。

萩原:
時差は6時間あって、日本の朝9時がカタールの深夜3時という感じでした。僕の場合は3時から仕事をして、昼の12時くらいに仕事を終えてましたね。お客様とのミーティングがあるので、日本時間に合わせて生活していました。

現地時間の夕方から夜にサッカーの試合が始まるので、ちょっと仮眠をとって、スタジアムに行ったり、宿の大画面でパブリックビューイングしたりしました。夜中に試合が終わってまた寝て、3時に起きる……というルーティーンです。

ドイツ戦後、萩原が日本のテレビ局の取材を受けた際の様子


齊藤:

午前3時に起きて、身体的につらかったのでは?

萩原:
3週間で10試合くらいスタジアムで観戦しましたが、サッカーが好きすぎて「つらい」とは思わなかったですね(笑)。ただ、仕事は土日休みだけれど、予選は土日もあるので、逆にサッカーを休める日がなくて。「土日もサッカー見ないといけないから大変だ!」と皆さん言っていました。予選が終わってからは試合の頻度が減るので、「ようやく休める」という感覚でした(笑)。

あとは、カタール時間と日本時間をミックスした働き方だったので、日本に帰ってからなかなか寝れないとか、寝ても起きてしまう、みたいな社員の話をよく聞きました。僕の場合は2、3日で治ったので助かりましたね。

齊藤:
スタジアムだけじゃなくて、宿でも試合を見続ける感じなの?

萩原:
僕は全試合の7、8割くらい観てました。観てる人は9割以上観ていたはず。完全にサッカーHOLICCですね(笑)。

齊藤:
本当にすごいな!現地では学生さんとの出会いもあったとか。

萩原:
そうなんですよ。シンクロで借りていた宿泊所、通称 "シンクロハウス”で一緒に暮らしていました。社員としては、仕事をしながら洗濯、料理、掃除をするのはなかなかに大変な状態。学生さんたちは、宿を数日しか取らず、現地でなんとかしようと思ってカタールを訪れている状態。互いの需要と供給がマッチして、無料で宿泊する代わりに家事をお手伝いしてもらうことになったんです。

日中、僕らは仕事をして、学生さんたちは家庭教師のアルバイトやインターンをして別々に過ごし、その他の時間は一緒にご飯を食べたり、サッカーを見に行ったりする生活をしていました。

齊藤:
学生さんたちにとって、シンクロの働き方はどういうふうに映ったんだろう?

萩原:
一般的な“働く”のイメージとは、すごくギャップがあったはずです。学生にとって、海外にいながら学校の授業を受けたり短時間のアルバイトをしたりすることはイメージしやすいと思います。でもまさか、社会人になって2、3週間も仕事と旅を両立しながら生活するなんて、夢にも思わないですよね(笑)。僕自身も学校を卒業してから1年経っていないので、まだまだシンクロの働き方には驚かされています。

齊藤:
こういった働き方を実現する上で感じるメリットはなんだと思う?

萩原:
自分の好きなことに全力投球できるのは、本当にメリットだと思います。サッカーを好きという気持ちを諦めないで、優先することができる。それが、必ずしも仕事の成果には直接的に貢献しなくても、です。

シンクロは、社員全員に「旅」という共通した好きなものがあります。「旅が好き」を諦めずにいられるというのは、素晴らしいことだと思いますね。

齊藤:
好きなことを諦めないというライフスタイルは、根源的にみんな求めていると思っていて。実際に実現できるというのを、次世代にも伝えていきたいよね。

萩原:
はい、本当に。若い世代からすると、社会人は自分の好きなことや自分のアイデンティティを表現することを抑えて仕事に集中する、というイメージがまだまだあると思うんですね。やりたいことは老後にやる、みたいな。両方追求するという考え方をもっと知ってもらえたらいいな、と個人的には思いますね。


自由に働くために必要な、物理的な環境とマインドセット

齊藤:
自由な働き方を実現するためには、どんな条件やものが必要になると思う?


萩原:
一つは、物理的なもの。もう一つは、マインドセットだと思います。

物理的なものというのは、PCを社外に持ち出せるかといった、会社の価値観や環境面に依存する部分です。勤務時には仮想のデスクトップに繋ぐ必要があるなど、セキュリティの関係でリモートワークが困難な企業もあるのかなと感じています。働き方には経営陣の価値観も大いに投影されると思うので、自由な働き方を実現したいならば、しっかりと企業リサーチをすることも必要だと思います。

マインドセットでいうと、「自律」と「成果」にこだわることが重要だと思います。シンクロは本当に自由な会社で、誰からも管理されないし、誰からも何も言われません。だからこそ、いつでもどこでも、自主的に働いていかないとダメなんですよね。特に、代表の西井さんを見ていて思うのですが、世界を飛び回りながらも仕事の幅を広げ続けているのは、ものすごく成果を挙げているからなんだと。自由に働く上での必要条件だと思います。

 

 

齊藤:
たしかに、自由に働く上では、社員本人が実力をつけていく必要もあるよね。あとは、当たり前だけれど、周囲の人との信頼関係や相互理解も欠かせないかなと。互いの動きが目視できる環境から、見えない環境に変わるということだから。最初の頃は、お互いに「何をやってるのかな?」と気になってしまうこともあるはず。だからこそ、コミュニケーションの頻度を上げるなど、工夫をしていくことも大切なんじゃないかと。

「この働き方でもみんな普通に働けるんだ」と分かれば、組織として、徐々に個人の裁量に任せられるようになるかもしれない。

萩原:
相互理解は大事ですよね。信頼を獲得するには、人間性など、仕事以外の面を見せる場面もあるといいんじゃないかと思います。その点、シンクロは社員と一緒に旅をする機会があって人間性を見せ合えるので、相互理解しやすい環境だと感じています。

齊藤:
本当にそうだね。

HOLICCの『One』さえあれば国内外へ旅立てる

齊藤:
ワーケーションに必要なグッズがあったら、ぜひ教えてほしいな。

萩原:
基本的には、ノートパソコンと、Bluetoothのイヤホン、スマホのテザリング機能さえあればどこでも仕事ができると思います。

齊藤:
テザリングは、たしかに便利。「あれ、ここWi-Fiない」みたいなことも結構あったりするもんね。モバイルWi-Fiを持っていると安心だけど、絶対に使うとも限らないから。

萩原:
そうなんですよね。空港で仕事をしようとしたときに、設定なしでパソコンをパッと開けるというのは、すごく楽ですね。隙間時間をうまく使えるので。

齊藤:
あとは、ある程度計画を立てておけば、ホテルで仕事用グッズを借りられたり、ホテル近くのスペースを使えたりするから、荷物を減らせることもある。

萩原:
たしかに!一つ付け加えるとするならば、僕が欠かさず持ち歩いているのはHOLICCの『One』です。

齊藤:
ん、言わされてる?(笑)

萩原:
言わされてないです!(笑)どこかに出かけるとなったら、もう『One』しか持ち歩かなくなりました。以前は、荷物が少なければトートバッグで行こうとか、荷物が多ければ大きめのバッグで行こうとか、結構変えていたんですけど、今は全て『One』に統一しています。荷物が少なくても形が崩れないのがいいですよね。

バッグの中には、PC用のコンセントと、コンタクトなどの備品がいつも入っています。国内でのワーケーションの時も、海外に行く時も、ちょっとしたお出かけでも、全部『One』なので、荷物を入れ替える手間が減りました。

齊藤:
分かる分かる。旅の時間が増えると、旅と日常が溶け込んでいくよね。出かけるたびに中身の入れ替えをするのも、小さなストレスだったんだと最近気付いて。場所によってカバンを選ぶ必要がなくなると、すごく出かけやすくなる。旅に出かけるのがどんどん楽になっている感覚があるなと。

 

萩原:
めっちゃ分かります。HOLICCに感謝ですね。

齊藤:
普段使っているものが旅で役立つとは限らないけれど、旅で役立つものは普段でも役立つと思っていて。旅の準備、出発、仕事の時間、プライベートの時間、帰宅といった一連の流れの中で活躍する商品を作っていきたいと思う。

「旅して働く」となると、荷物がどうしても増えがち。その荷物を減らす方法だったり、移動を快適にするということだったり、さまざまな場面を切り取って考えながら開発していきたいな。

ぜひ、HOLICCに対する要望も聞かせてほしい。

萩原:
そうですね。できれば、冬用のアイテムを増やしてほしいです。僕は今年のゴールデンウィークにギリシャとトルコに行くんですけど、季節的には短パンとTシャツでいけるので、『One』で十分収まると思うんです。

でも、冬の長期旅行は荷物がかさばるので、『One』だけでは少し心配で。冬用のズボン、アウター、靴下などのアイテム出してもらって、「冬の長期旅行はこれでバッチリだぜ!」となったらすごく嬉しいです。

齊藤:
現状かさばっているものをコンパクトにするというのは、改善の幅があるから、ぜひやりたい!

あと思うのは、昔から変わらない「常に持ち歩くもの」を変えられるんじゃないかということ。財布、キーケース、名刺など、定番グッズすらも、現代では不要になるかもしれない。移動の多い方々に向けて、荷物を減らしたり、楽に移動できたりする提案を、これからも考え続けたいです。

萩原:
これからのHOLICCに僕も期待しています!

齊藤:
ありがとう。また、旅や仕事の話をしよう!

 

HOLICCの商品紹介

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