東京から片道約1時間半。湯河原で過ごしたグループワーケーションとは

HOLICCは「旅と仕事の境目のない生き方を、普通の選択肢にする。」というミッションを掲げるブランド。アイテムの開発・販売だけでなく、社員自身がそのライフスタイルを実践しています。
今回は男性社員4人で、金曜から土曜の1泊2日・ひとり2万円台という手頃なプランでグループワーケーションを実施しました。
この記事では湯河原での行程を通じて、HOLICCのコンセプト「本気で仕事して、本気で旅して、本気で遊ぶ」をメンバーが自然に実践している様子をご紹介します。
グループワーケーションとは

そもそもワーケーションは、休暇に仕事が浸食してくるということではありません。旅行先での長期滞在を可能にし、リラックスした状態で仕事もできるという、旅行と仕事の両立を促すものです(ワーケーションの実例もチェックしてみて下さい)。
では、グループワーケーションとはどういうものなのか。まずはその定義をして、個人で行くワーケーションや近い概念の言葉との差を知っていただければと思います。
グループワーケーションとは、各自で個々の仕事を進めながら、仲間と一緒に旅を楽しむという働き方です。

HOLICCの考えるグループワーケーションと近い言葉の差
グループワーケーションは、行きたい人が自発的に集まるため、旅や仕事へのモチベーションが高いメンバーが自然と集まります。
旅の行き先はメンバーで相談して決めます。参加者の希望が反映されるので、全員が楽しめる旅になること間違いなし。時間の自由度も高いので、無理なく参加することができます。
仕事以外の時間は、仲間との旅の時間。大人になってから仲の良いメンバーと、旅の醍醐味・開放感を満味わえるって、正直最高です。「強制参加」「仕事上の関係」でここまで仲を深めたり、旅を満喫することはなかなか難しいのではないでしょうか。
つまりグループワーケーションは、個々の仕事がいつも以上に捗りつつ、仲間との旅も心から満喫できる、新しい働き方なんです。
湯河原グループワーケーションのスケジュール

今回はHOLICC運営会社であるシンクロの男性メンバー4人で金土1泊2日の湯河原グループワーケーションを実施。それぞれ全く別の事業を行っていて、上司部下のような関係ではなく、普段から旅先で会うことがほとんどの仲間同士です。
金曜日・土曜日というスケジュールだったため、世の中の動きに合わせて仕事の時間は1日目に、旅の時間は1日目のランチと終業後、2日目に確保しました。

集合場所は現地のコワーキングスペース、集合時間は「午前中を目処に」とゆるく設定することで、現地までの移動手段・時間の自由度がUP。
たとえば当日朝、子どもの送迎をしてから現地に向かったり、早めに到着して仕事をバリバリ進めたり、滞在期間を伸ばして現地を満喫したり。全員が無理なく参加できたことはもちろん、それぞれ時間を有効活用できました。
仕事:いつも以上に捗った

グループワーケーションにおける仕事の時間には、個々がそれぞれの仕事を進めます。普段の仕事に支障が無いどころか、開放的な空間のおかげでいつもより仕事が捗るのが特徴。仕事終わりには仲間と飲む美味しい日本酒が待っていたので、モチベーションも効率も自然と高まりました。
湯河原グループワーケーションでは、仕事の時間は「湯河原惣湯(そうゆ) 玄関テラス」で過ごしました。コワーキングスペースとカフェが併設されているため、机・電源・Wi-Fiなどの設備が完備されつつも、ゆったりとした時間を過ごせる施設です。

座席の前には緑が広がり、渓谷の景色が飛び込んできます。自然に包まれながらの仕事は、想像以上に頭が冴え、気づけば仕事がどんどん進んでいました。

外のテラス席で仕事をするメンバーもちらほら。風に吹かれながらキーボードを打つ姿は、見ているだけで気持ちよさそうでした。

息抜きに、コーヒー片手にふらっとお散歩へ。扉を開けた瞬間、ふわっと広がる緑の香り。深く息を吸い込めば、渓流のマイナスイオンが身体の奥まで染み渡るようで、自然と肩の力が抜けていきます。川沿いの遊歩道を歩くうちに、頭の中がクリアになり、また仕事に戻る頃にはスッキリとした気分になっていました。
こんなに魅力的な施設なのに、コワーキングスペースは無料で使用可能。空いていたので、より一層開放感がありました。できれば秘密にしておきたい、とっておきの場所が増えました。
旅:開放感と満足度を味わえた

湯河原グループワーケーションでは、旅の時間を1日目のランチと終業後と2日目に設定しました。
短い時間ではありましたが、仲間と美味しいものを共有できる幸せ、自然に包まれる静かな瞬間、そして移動中のふとした会話の温かさ。旅の醍醐味がぎゅっと詰まった時間になりました。

例えば、1日目のランチに行った町中華。湯河原にゆかりのあるメンバーが、「地元民の中でも知る人ぞ知る名店」と教えてくれた場所です。

破れかけの暖簾をくぐった先で、まるでジブリの世界の住人のような白髭の店主さんと出会えたり、SNSで「世界一」と称されるカツ丼を食べられたり…。土地勘がある仲間との旅はより一層深い楽しみを得られることを実感しました。

現地を知るメンバーならではの案内は終業後も。真鶴駅前の「冨士食堂」は予約をしておかないとなかなか入れない居酒屋で、おいしい手作りメニューをコスパ良くいただけました。散々食べてお会計を見て「え!これだけ?」となったことをよく覚えています。

さらに日本酒バーへはしご。
終電なんて気にせずとことん語り合える嬉しさ、酔っ払っても仲間が宿まで連れて帰ってくれる安心感、笑い合いながら夜風を感じて歩く、旅先ならではの開放感。

平均年齢40代前半の男性4人が、まるで学生時代に戻ったような時間を過ごせました。この歳になっても、こんなふうに心から笑い合える仲間がいることを、とても幸せに感じます。

そんな心地よさで、全員見事に記憶がなくなりました。ですが、職場の近所での飲み会では得られない、特別感のある夜になったことは間違いありません。
ちなみに2日目は見事に二日酔い。午前中に源泉かけ流し温泉を満喫したのですが、お昼頃まで写真は撮れませんでした。そのくらい楽しかったということで…。
参加メンバーの感想

・都内から1時間ぐらいで前職の通勤時間とほぼ変わらない時間で自然に囲まれた環境で仲の良いメンバーと仕事をして、飲みながらたくさん話して、温泉に入って、気分のリフレッシュにもなったし、仕事も捗りました。今後も定期的に行きたいと思います。
・私の地元である湯河原を楽しんでいただきたく、ワーケーション場所や宿や食事場所を選びました。地元の人に愛される場所やお店を会社の仲良しメンバーに紹介できて良かったです。今回は飲み好きのメンバーだったのですが、私の行きつけの飲み屋さんも喜んでくれて良かったです。
・ワーケーションは、旅行も兼ねて1人で遠くに行くというイメージがありましたが、今回は、会社の仲間と一緒に近場の湯河原で行いました。旅行ほど準備も大変じゃなく気軽に行けて、でも都内で集まるよりも特別感があって、しっかりリフレッシュもできて、こういうワーケーションもとてもいいなと思いました。帰り道にまたすぐ行きたいと思えるほど楽しかったので、おすすめです。
・一人仕事と、グループ旅の良さが両方出た良いワーケーションでした。
今回は特に湯河原を良く知っているメンバーが各スポットを選定してくれたことで、旅の深みが出たと思います。コワーキングスペースと渓流沿いの道が直接つながっていて、すぐにON/OFFを切り替えられる環境も非日常な感じでした。都内から行きやすい場所は、気に入った時にリピートしやすいというのも良い点ですよね。また行こうと思っています。
グループワーケーションの費用・持ち物
今回の湯河原グループワーケーションの費用や持ち物を紹介します。今後グループワーケーションを計画する際の参考にしてみてください。
1泊2日の費用

金曜〜土曜の1泊2日、一人当たりの費用は約28,800円でした。
交通費(東京-湯河原 往復) | 3,500円 |
宿泊費(Airbnb/温泉付き) | 8,500円 |
お土産代・雑費など | 5,000円 |
1日目:コワーキング施設 コーヒー代(湯河原惣湯) | 500円 |
1日目:昼食代(王ちゃん) | 1,500円 |
1日目:夕食代(冨士食堂) | 4,000円 |
1日目:日本酒バー代(和酒あさり) | 3,000円 |
2日目:温泉施設代(みやかみの湯) | 1,300円 |
2日目:昼食代(真鶴ピザ食堂KENNY) | 1,500円 |
合計 | 28,800円 |
こうして振り返ってみると、今回のグループワーケーションの費用は、普通の旅行と比べても料金はほぼ変わらず、むしろお得に感じるほどでした。
費用を抑えるポイントは3つ。
・宿泊施設をAirbnbで予約した
・グループでまとめて予約し、一人当たりの負担額を抑えられた
・無料のコワーキング施設を活用した(※500円はコーヒー代)
さらに、限られた時間の中で仕事と旅を凝縮しているからこそ、普段の旅行で使いがちなカフェ代等が抑えられたのもポイントです。
持ち物

ここでは、湯河原グループワーケーションで活躍したHOLICCアイテムを中心に持ち物を紹介します。
持ち物を準備する際は、コワーキング施設や宿の設備・備品を事前に確認しておくのがおすすめ。Wi-Fi環境やモニターの有無、アメニティの充実度を把握しておけば、不要な荷物を減らせて身軽に移動できます。
One:PCも着替えもお風呂グッズもこれひとつに収納

大容量バックパック「One」なら、PC・洋服・小物を用途別に整理できる5つのスペースでスッキリ収納することが可能。洋服圧縮スペースはTシャツ17枚分の収納ができるので、1泊2日分の荷物ではまだまだ余裕がありました。PCスペースはクッション素材で保護されているため、PCケースは持って行きませんでした。
Oneは自立するため、電車やコワーキングスペース、宿でも置きやすく、荷物がさっと取り出しやすい点も旅のスマートさに一役買ってくれました。
PackBag+:圧縮もサブバッグもこなす万能ギア

左:Sサイズ、右:Lサイズ
現地への移動中は洋服を最大50%圧縮するバッグとしてOneにすっきり収納。2部屋構造なので旅行中の服の仕分けはもちろん、片側には濡れたタオルも入れられます。
荷解きした後は、ストラップをつけてショルダーバッグとして活用しました。貴重品やスマホなど、わざわざ別のバッグを用意するほどでもない量、だけど洋服のポケットだと心配な荷物を持ち歩きたい時の最適解です。
Sabir:温泉もサウナも。旅先での快適さを支える超速乾タオル

「超速乾タオル Sabir-サビル-」なら、旅の最後の行程で濡らしても、ぎゅっと絞れば乾いた状態で持ち帰れます。PCが濡れる不安や、水分で荷物が重くなるストレスから解放されます。
手のひらサイズの付属ポーチに収まるほど薄くてコンパクトなのに、髪も身体もばっちり拭ける吸水性。温泉地・湯河原でのグループワーケーションにぴったりのアイテムでした。サウナーの方にはサウナハットとしての活用もおすすめです。
まとめ
グループワーケーションは、個々の仕事を捗らせつつ、仲間との旅行を満喫する絶好の機会です。ノマド仲間や会社の同期など、気心の知れた仲間とグループワーケーションを実践してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、HOLICCのブランドコンセプトは「本気で仕事して、本気で旅して、本気で遊ぶ」。これからもアイテム開発・販売や、私たちHOLICCメンバーの生き方を通して、"旅して働く”という新しい生き方をする人の背中を押せるブランドでありたいと思っています。
HOLICCアイテムを手にしたことや、記事を読んだことをきっかけに「グループワーケーションに行ってみようかな」などと次の行動につながってくれれば嬉しいです。
コメントを残す
コメントは承認され次第、表示されます。